コーポレートパートナー事例紹介

日立ソリューションズの
オープンイノベーション事例

1998年、NetScreen社の日本市場展開の成功を皮切りに、シリコンバレーへ進出。スタートアップへのアクセス、文化理解と付き合い方を勉強するためDNXへの出資を行った日立ソリューションズの、オープンイノベーション実現のための取り組みについてご紹介頂きました。

Story

日本のシステムインテグレーターとしてシリコンバレーを活用する

日本企業のIT化/デジタル化を支えるのは、日立ソリューションズのような外部システムインテグレーター。日立ソリューションズは、より良いソリューション提供を顧客企業にするべく、長年先端の技術を持ったシリコンバレー発スタートアップを探索してきました。最初にシリコンバレーのスタートアップと連携したのは1998年。ファイアーウォールを開発するNetScreenの日本市場展開でした。このビジネスが順調に成長し、日立ソリューションズにとっても大きな成功となりました。

VCからスタートアップの目利きを学ぶ

そうした背景のもと、2006年本格的にシリコンバレーへ進出。スタートアップへのアクセス、文化理解と付き合い方を勉強するため、VCへの出資を行うという手段を選択。某VC(当時DNXのメンバーが2名在籍)への出資、そしてDNX1号ファンドへの出資を実行しました。 新商材発掘、事業開発、先端技術評価、という3つの目的をもち、駐在員を事業部、事業開発、R&Dから3名派遣。出資翌年から立て続けにAWS日本市場進出支援、Palo Alto Networksとの協業・出資を行うなど、社内的にシリコンバレーのスタートアップ活用の価値が高く評価される様になりました。
今まで累計28件 (うち20件現在継続) のスタートアップとの提携。ここ数年は年間4件の事業提携を実現。
❶経営陣が描く長期ビジョン
「ダントツ」のキーワードで知られるように、長期ビジョンを経営陣がしっかり描き映像化することで社員まで具体的に共有。このビジョンをベースに新しい技術を探しオープンイノベーションを進めています。
❷意思決定を早める体制
オープンイノベーションを推進するチームを経営直下に置くことで素早い意思決定をできる体制を整備。
❸シリコンバレーに拠点を置かないという選択
担当者がシリコンバレー始め世界中を飛び回って新しい技術やビジネスモデルを見つけていくというスタイル。
❹ビジネス実行部隊との強い連携でビジネス化
顧客視点での現場発イノベーションの実現に向けた、社長直結プロジェクトを短期間で実現するため、ビジネス実行部隊とオープンイノベーション部隊とが密接に連動しビジネス化。

日米での社内体制作り

現在シリコンバレー駐在員は3代目。初代はゼロベースで動ける人材を派遣し、シリコンバレー活動の基礎作りを行いました。2代目には、自社の事業全体を理解しどんな技術にも精通しており、目利きをして日本側へ紹介できる人材。3代目には、2代目までの活動を全社活動として組織化できる人材が選ばれました。駐在員が帰任するとリセットされがちなシリコンバレーでの活動を、より良く改善しながら継続しています。

スタートアップ活用を全社的な活動に広げていく

そんな日立ソリューションズは現在、キャッチャー(日本でシリコンバレーからの案件を受け取り事業化する人)が自発的に動く組織づくりに挑戦しています。活動を拡大していくのに大事なのは、尖った人間をピッチャー(シリコンバレーに駐在し、協業パートナーとなるスタートアップを発掘する人)に置くことと同時に、アクティブでプル型なキャッチャーを育てることにあります。 そのため、定期的に国内の事業部門を集め、スタートアップや新しい技術を紹介する場を設けています。この場を通じて活動の見える化・横同士で比較できるような仕組みをつくったり、これまではピッチャー側にのみ設定されていたKPIをキャッチャー側にも設定することで、内部の意欲を掻き立てるべく取り組んでいます。
ピッチャーキャッチャーのお二人 左)市川博一氏 株式会社日立ソリューションズ グローバルビジネス推進本部 部長代理 右)内田知宏氏 Hitachi Solutions America Director, Business Development and Alliance Group

さらなる挑戦は

DNX Venturesの1号ファンドから現在まで継続的に出資している同社。継続的な取り組みにより、3代にわたるピッチャーが活躍し、目下取り組んでいるキャッチャー育成・それを通じた社内の意識変革が進んだ後には、日立ソリューションズ自身のグローバル事業をスタートアップと一緒にスケールさせていくことを目指して取り組んでいきます。 DNX Venturesは、引き続き同社のオープンイノベーションをサポートしていきます。

日立ソリューションンズ

1998年、NetScreen社の日本市場展開の成功を皮切りに、シリコンバレーへ進出。スタートアップへのアクセス、文化理解と付き合い方を勉強するためDNXへの出資を行った日立ソリューションズの、オープンイノベーション実現のための取り組みについてご紹介頂きます。

小松製作所

建機のグローバルトッププレイヤーである小松製作所(コマツ)。デジタルに無縁だったあらゆる工事現場の作業工程を可視化し、最適な施工の実現に向けて動き続ける同社の、DNXを活用したオープンイノベーションストーリーをご紹介いただきます。

東京海上ホールディングス

保険業界の変化のなか、“グローバル保険プレイヤー”としてのデジタル戦略に取り組む東京海上ホールディングス。DNX Venturesへの出資を活用しながら、どのようなオープンイノベーションを実現したのか。これまでの取り組みをご紹介いただきました。